大分市内で行われる「おおいたいこいの道クリテリウム」「おおいたサイクルロードレース」に出場してきた。

一昨年のE3クリテでは2位昇格、E2ロードでは逃げにチャレンジして10位、
昨年のE1でもクリテ、ロード共に10位と苦手ではない好きなコースだ。
前日は自分の誕生日だったこともあるけれど、一日仕事を休んでフェリーで大分港まで移動。
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本当なら嫁も一緒で船内で誕生日を祝ってもらう予定だったけれど、
志布志航路を使うと安く旅ができるからって急に予定変更して前々日からそっちに行ったwwww


さて、レース会場へ。
昨年まではUCIレースと同時開催で行われたこのレースだが、今年はコロナ禍でUCIレースは中止。
代わりにJプロツアーの帯同として開催された。

今年2回目の公道レース。前回の宇都宮と違うのは、かなり市街地であることだ。
特にクリテリウムは大分駅前という本当に人の多い場所。こんな場所で開催してくれる大分市にはありがとうとしか言えねえ。
(しっかり泊まって食べてお金を落とすことにした)

だからこそJBCFはちゃんと運営してほしいな。こういうところで嫌な気分にさせてほしくない。
ルールならちゃんと言ってくれれば守るんだから、不意打ち的に言われても従えないし文句しか出ない。
レースごとのばらつきじゃなく、ちゃんと統一しておくれ。


さて、初日のクリテリウムは駅前コースを1周1キロで35周回走る。

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スタート直後からの180度ターン、S字コーナーに微上りと90度ターン、そして微下りのストレートと、
えぐくもなくイージーでもないコース。

後ろにいるとインターバルがきついのでできるだけ前に展開し、
ラスト2周から前方で、最終周回の180度ターンから飛び出す予定で走る。

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おっと何だこの展開。
逃げが決まりにくいコースではあるけれど、みんなアタック&吸収を繰り返してバチバチやる結構きつい展開。
あれれ…全然前あがれねえや。上がっても中盤までしかいけねえ。いかんぞこれ。
序盤で結構きついペース。NPで見てもFTPとほぼトントンだ。
大分こんなにきつかったっけ?

しかも180度ターンでみんな落車しまくり…
インでバランス崩す選手もいればアウトに吹っ飛ぶ人、ペダルヒットもいてこれ何人こけたんだろう?
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残り4周回に入ったところで前に上がろうとしてここでも前回の優勝者のさこまさんが転倒。
結局一度も前に上がることできないままレースは終了。何もできない21位だった。

単純にきつかったのはあるけれど、まああんな位置でずっと走ってるのが悪いわな…
前の展開は何もわからず、何もできず悔しいクリテリウムだった。

ちなみに大分レースはJCOMの提供で生配信されており、後日アーカイブでも見ることができる。
初日のクリテリウムはこちらから

この日はチームの代表の振る舞いで焼き肉。
エネルギーを吸収して翌日に備えるのであった。

翌日のロードレース。映像はこちらから。

昭和電工ドーム(大分銀行ドームって呼んじゃうんだけど)の周辺を走る1周4㎞のコース。
1周タイムは5分半くらいで、2分の上り・平坦・90度コーナー・ヘアピンコーナー・高速平坦・180度ターンなど盛りだくさんだ。
勝負所はやはり上り。180度ターンで下りのスピードがリセットされた後に、ひたすら上らされる。
ここの前半上りと後半のコントロールラインを超えてからのもう1段階の上りでおそらくふるい落としやアタックがかかるだろう。
そんなコースを20周回、80㎞のレース。昨年が12周だったことを考えると、かなり長い。
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この日は逃げが決まることを見越して何枚もチームでの対応ができるように戦う作戦。
はこぶねくんからは「どうせなら逃げたら?今日は完走しなくてもいいでしょ??ww」とか「この人今日逃げるんでww」とか言われる。
言ってくれるなオイwww

遅れて嫁が観に来ることはわかっていたし、そこでDNFになっているわけにもいかないけれど、
ただまあせっかく生中継で配信されるわけだし、アーカイブで残るわけだし、名前呼ばれるためにもそれもいいなと思っていた。
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レースはマスドスタート。
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よーいどんでみんな一斉にダッシュをする。クリートも無事問題なくキャッチ。
イエロージャージの東君などが飛び出していく。
最初の坂を上りきって前方10人いない。よし、ここから逃げをかけてみるか…

と思ったところで、駐車場コースに入る90度ターンにおいて目の前で「ガッコーーーーン!!!!」と大きな音が。
ジャックナイフして吹っ飛ぶチームメイト植田さん。乗り上げて壁に向かってひっくり返るはこぶね。

マジで…!!??

と思いながらとりあえず離れた前方に必死にジョイン。
エースがいない…マジで…どうする…と思いながら、とりあえず集団が揃うのをまって後方まで下がる。
はこぶねくんの当たり方から無事なはず…追いついてきたときに引っ張り上げるか…スルスル下がって走っていると、

「ニュートラルでーーす!レース仕切り直しです!!!」

そう案内される。
スタート地点まで戻り、植田さんの落車に伴うコースクリア確認、
更には対応時間の消費に伴うレース周回数の変更などのコミッセールからの情報を待つことにした。

フェミニンの選手たちは座り込んでおしゃべりすらしているwww

入ってきた情報では植田さんは鎖骨を折ってしまったが意識はあるとのこと。とりあえず一安心。
はこぶねくんは普通に走行して戻れる程度でダメージ無し。レース周回数は17周回に減らして「再スタート」。
ということでもう一度先頭に並び、再度スタートすることになった。

再びマスドスタート。

ああっ!今回はクリートはまんない!!!www
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いきなり前に出ようという作戦はあえなく失敗し、そのまま集団で坂の上へ。
コーナーで前に出ようと考えるも、駐車場の入り口では先ほどの植田さんの転倒がよぎって攻めれない。
逃げはいいや、とりあえず集団待機だということで、いつも通りの走行に戻ることにした。

とりあえず180度ターンで上りに入るときだけは前方で入ることを心がける。
ここで後ろにいると上れない遅い人たちで千切れてしまうし、何より前の方にいればアタックにも反応できるし、後ろから出れば温存もできる。
というわけで序盤は温存スタイル。
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と思ったところで早々にチームメイトの乗り気さんが逃げに乗る。
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これはしめた!と早速前に出てペースを抑える。
ローテは回すけれどペースは上げずにサッサと変わる。
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途中でHNKNに「まさやん、もっとペース抑えてフタして!!」と言われるけどこれ以上落とすのもアレ何でほどほどに。

逃げとの差は自分たちが下り区間に入るときにどのくらい反対側で上っているかを確認しながらの走行。
いい感じに差は開いたままキープできている。

その後、1度乗り気さんを含んだ逃げが吸収され、集団のペースが一気に上がる。
これ、このままだとやばいかも…と思い、チームメイトののR8さんに「多分僕限界なんで、僕より前いて下さい」と告げる。
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結局その周に再度逃げが発生したので楽に安定の状態に戻ることができた。

この時発生した逃げにはチームからは乗り気さんとはこぶねくん。
こっちの集団にはイエロージャージ東君がおり、チームはハルヒ、R8さん、ほっきー、自分がいる。
これはかなり理想的な展開だ。

同じように集団のペースを抑えながら走る。
これ以上逃げは発生させない。アタックがあってもあからさまではなくほどほどにチェック。
上りは先頭で入ってペースは上げない、ドーム前高速周回は先頭で入ってスピードは乗っていてもいいからほぼ踏まない。
そんなこんなでペースを抑えていたら、先頭とは40秒近く差が開いていた。
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ここで集団からハルヒとIRCの大町君が一気にブリッジ。
さすがにペースが速くここに乗れなかったのと、この2人とのレベル差を考えた時に自分が下手に出るべきではないと感じたので待機。
しばらくしてイエロージャージ東君も抜け出すが、前の二人とはかなり差があるので追いつくのは難しいだろうと判断。
(あとで映像観たらかなりギリギリまで詰めてた…東君マジすげえな)

しばらくすると前2人は集団に追いつく、東君はあきらめて戻ってきた。
よし、理想的な展開!!!
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あとは集団のペースはそのままに、最後にR8さんやほっきーを1つでも順位上げれれば完璧…。
最終周回に入る前の下りで、今まで以上に差が開いていたので逃げグループの決定は確信。
あとはチームメイトの活躍を祈るのみとなった。

さて、こっちはチームポイントを少しでも獲得するために動く。
逃げには10人前後、こっちにも10人程度ということで15位までにR8さんとほっきーを送り込みたい。

ところが最初の坂を超えたところで東君が猛スパート。
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あっという間に追いつけないレベルまですっ飛んで行ってしまった。
こんだけ動いてまだスパート掛ける力があるとかマジすげえな…。

R8さんは雑さんら強い人たちとそのまま抜け出すことができ、こちらには4人残った。
最後は下りに入る前の全力スパートで1人切り落とすも、上り坂の最後の最後で塚ちゃんに抜かれて15位までには届かず…。
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リザルト:17位

ゴール後に喜んでいるチームメンバーがいる。

「ワンスリーだ!!!やった!!!」はこぶねくんが喜んでいる。

チームメイトのハルヒが優勝、乗り気さんが3位。
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チームとしては最高の結果を出すことができた。

これまでにチームメイトが優勝したレースを見てきているけれど、
これまでは「DNF」「邪魔になっただけ」「組み分け違い」でどこかもやもやするところがあった。
だけど今回こそは少なからず仕事をし、展開でき、目立ってはいなくてもちゃんと動けた実感がある。
もちろんこれで満足していいものではないんだけれど、それでもうれしい。
そんなレース。今年一番楽しかったレースだった。

やっぱり大分いいな。楽しい、また来年も来よう。

チームとして大人数の遠征もほぼ終わり。
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とりあえず今期はもう相模原クリテはなさそうだし、あと一つしゅうなんクリテを残すのみ。

最後まで後悔しないよう、楽しんでいこうと思う。

SpecialThanks ko-he-さん(@zildjian79590
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いつもありがとうございます。