2019年10月12日、13日に行われたJBCFしゅうなんクリテリウム&大星山ヒルクライムに出場してきた。

これが今期の実業団レース最終戦となる。


JBCF実業団レース今期最終戦

しゅうなんクリテは午後からのレースとなるものの、ライセンスコントロールが朝一にしか行われないため前日夜に出発。
この辺本当になんとかしてほしい。


今年1年、JBCFの動きを見てはいたけれど、確かに去年よりも力を入れている個所は見られた。
ただ、やはりレースそのものや、選手に対しての配慮というか、あまりそういうのが考えられていない場面も多くあり、首をかしげることは多かった。
乗り気さんのヒルクライムリーダージャージの件もそのうちのひとつ。
(リーダージャージを着る選手がいるのに、表彰式でセレモニーがない、ジャージがない、運営が「自分たちは何も聞いていないから知らない」と言う状況だったと言う話)
JBCFだけじゃ力が足りないので各地方の連盟の力を借りたりするのはわかるけどね。


もちろん我々も運営や、当日の動きに携わってくれる人に感謝を忘れてはならない。
時々上から目線というか、「俺は客だぞ」的な目線で偉そうにスタッフに話してる人もいるけれど、そいつらは接客業からの目線と一緒でそんなん客ですらないので帰ってもらいたい。
ただ逆にスタッフ側も、上から目線での対応や言われたから仕方なくやっているだけ程度の動きも時々見られるのでどっちもどっちである。


あとは個人的に、料金の値上げ分はどこに行ったの?という感じ。
秋吉台カルスト等の公道封鎖レースや100km前後の長距離になる場合に料金が上がるのはまあいいとしよう。
舞洲やきらら浜の短い距離のTTでの値上げとか見ているとあまり納得はいかない。
Fクラスタも去年は男子の半額だったのが同額になっているしね。
正直、お金を取るだけ取ってその改善はレースや運営には使われていない印象。


話がそれた。


Day1 JBCFしゅうなんクリテリウム


行き帰りの車の中は同じ会社のメンバーで同行。
今期、会社の同僚が何人かチームに加入したので、行きの車が会社色に染まった。
これはこれで楽しい。同じ会社の人と旅行に行くとか普段ないから新鮮。

会場に到着。

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この日は西日本~関東に向けては台風19号が襲来しており甚大な被害をもたらしているけれど、
山口県は快晴。ただし風は強い。


ライセンスコントロールを済ませて、試走。

本日の機材はBH G6Proにのむラボホイール。


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初めて走るコースなので感触の確認と、危険ポイントの確認をしたり、
1周全力で走ってみたりなど、それなりにしっかりと試走をした。

その後はホビーの競技観戦。


・・・ホビーの参加人数めっちゃ少ないけれど大丈夫?
1時間エンデューロ見てたけれどどう見てもただのサイクリング。
前回の維新TTや秋吉台、今日と言い観客も少なく大会の運営を心配してしまった。



それでも自分たちの競技時間までは余裕があるので、
E1クラスタのメンツと翌日出走のみでこの日でないメンバーで近所の山をヒルクライム。

程よく踏んでいいアップになった。



さて、本戦の話。

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しゅうなんクリテリウムは公園内のコースをぐるっと回る高速周回コース。
インターバルがかかるコーナーは2か所。スタート前後の90度ターンくらい。
それ以外は位置取りくらいで特に難しいレイアウトではなさそうだった。
ただ、一度遅れると置いて行かれそう。集団から取り残されたらジ・エンド。

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スタートしてしばらくは中段で様子見。
特に大きなアタックができるわけでもなく、集団で高速に進んでいく。
インターバルも対してかからないので、最後尾や極端に遅い人につかなければ完走自体は難なくいけそうだった。


途中で数名が散発でアタックや逃げ。リーダージャージを狙うtもとや山口県連盟の人とかも動いている。
そういったアタックをことごとく潰すリーダージャージのチャン=アタル。くそつよい。


チームメイトのはこぶね君が下がってきて「何で上がってこんの?」と発破をかけてくるので、少し前に出てローテーションするも、ポジションのキープがへたくそであれよあれよと言う間に後ろの方へ。
この辺は自分の下手なところ。今期の課題であり、なかなか直らない課題。次の鈴鹿までには何とか改善の方向にしたいなあ。

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途中、スタート地点直後のコーナーでオーバーランによる落車が発生。落車はそのくらい。

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最終周回は残り半分くらいで先頭付近が牽制し合っていてスピードが落ちているので飛び出してみるけれど、
当然みんなスピードに乗る場所であるのとそこまでアタック力があるわけでもないので逃げにもならず集団のスピードを上げるだけで最後は追い抜かれてあぼーん。


リザルト:22位

まあ、結果は大したことないけれど前に出てみたり牽いてみたりアタックのかけどころ探ってみたりで来年につながるレースではあったのかなと。
イージーなコースだからできたっていうのもあるけれど。
ここから堺浜とかで色々反省点を実行して何とか改善につなげたいなあ。


この日は大星山の会場から自転車で3分の宿で一泊。
古くて豪華ではないけれど懐かしい感じのある居心地のいい宿だった。
来年もまたいきたい。

いこい旅館


Day2 大星山ヒルクライム



翌日は大星山ヒルクライム。
ヒルクライムレースにしては短く、全長は8km。約20分ほどで終わるレースだ。

半分は緩やかな坂の区間と、残り半分が激坂区間。

昨年も走っているけれど、今年も試走とアップを兼ねて走る。


前日からホイールを変えて、BH G6Proにレーシングゼロカーボンを装着。
前年がインナー38T、ローギアは25Tを装備というなぜそうなった感の強い装備だったけれど、今年はより上りやすいようになった。

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下山後はアップや準備を終えてスタート位置へ。


…ここでも運営の動きのまずさなどが目立つ。
検車列が長蛇になりすぎている。運営も焦っている。
「集合場所(開会式場所)でやれよ」と言う声も出ているけれど、それはレース管理の面から難しいのはわかる。
これだけ距離離れていれば不正とかの危険性も出てくるし、それは仕方ない。
であればもっとスムーズに行く方法を講じる必要性はあるだろう。
去年ちゃんとできていたんだけどなあ。何で今年にこんな風になったんだろ。


さらに開会式自体は集合場所で行ってからスタート地点に移動しているため、スタート自体は盛り上がりのない展開に。

(先行した一般の部については、後ろに並んでいる自分たちにとっては「あ?もう始まったの?」っていう感じだった。)

E1も追ってスタート。
スタートからしばらくは集団でハイスピード区間を淡々と。
この辺りはクライマーとそうでない人と苦手な人といるけれどさすがE1、バラけない。
(ただ、ここでもう千切れている人いるけれど、なんでE1クラスタまであがれたのだろうか・・・)

最初のこう配がきつくなる区間でアタックがかかるも、集団は特に反応せず淡々と踏む。
淡々と吸収。

自分もムダうちなのはわかりつつ何とかアタックをかけてみようと
激坂手前のアップダウンで先頭に立ってスピードアップするも、結局そのタイミングはみんなのスピードが上がるタイミングなので追い付かれるだけ。
昨日はこぶねくんに言われたことと同じことをやってしまう。


激坂に入って間もなくして集団のペースが上がる。
数百メートル食らいつくも、耐えられずにドロップ。ここで自分の挑戦は終わる。


後は昨年の記録を上回るために淡々と上っていくだけ。
さすが去年よりは楽なギアがあるだけあって辛いけれど苦しくはない。

道中で先行した一般の部の選手や、E1で先頭からドロップした選手を何人か追い抜く。

ラスト1kmを切ってからはチームUKYOの2選手に追い付き、一時は2人ともかわすも一人が怒涛のスパートをかけ、そのまま敗北。
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リザルトは12位。
タイムは21分42秒と、昨年よりは20秒伸ばすことができたものの、シングルリザルトには至らなかった。
でも去年E2の3位争いで負けたやつには勝てたので、去年よりは成長している。


ゴール後は展望台で景色を堪能。
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大星山はそんなに標高高くない(400mくらい)だけれど周りが絶景で好き。
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来年も開催されるのか分からないけれど、是非来年も出たいなと思うイベントの一つである。
(来年はみんなのサポートしつつ、ホビーで出ようかなとか思ってみたり。)


ちなみにE1で優勝した乗り気さんはコースレコード&ゲストライダーで参加したイタリア人レーサーのルカのタイムを上回る。

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通訳の人「こいつら(ゲストライダー2人)今日負けましたからね!来年は自腹で来させて、コースレコード取るまで帰らせないようにしますからね!」

ゲストライダーのメンツをぶっ潰す乗り気さんすげえwwww

リーダージャージを狙うtもとは7位。
これに対して得意ではないヒルクライムでくらいつきたいチャン=アタルは8位。
なんというか、強さというよりも意地と気迫を感じた。

マジですげえ。正直、そこまでは真似できない。

2人の最後の勝負は幕張へと続く(いろんな意味で)



帰りは仲間とラーメンを食べて帰宅。

家に帰ると大阪は静かであった。

結果的には台風何それおいしいの状態だけれど、ニュースを見れば大変なことになっており、
今回の台風の凄まじさと運よく逃げられていたのだなとひやっとした。


これで今期の実業団レースはすべて終了。
後は今年の集大成で鈴鹿4時間エンデューロソロが残っており、
そのあとはお遊びの堺浜とはりちゅう、今年初チャレンジのシクロクロスがあるくらい。

残り少しとなった今年も、楽しんでいきましょう。